~熱帯魚を飼うために用意しないといけないもの~


熱帯魚を飼うためには、用意しなくてはいけないものがいくつかあります。
まずは『水』と『水槽』。これは当然ですよね。
その他にも、熱帯魚を飼育するための水槽の環境を整えたり、熱帯魚自身がストレスを感じずに生活するための機器類やアクセサリーなども用意する必要があります。
下の緑色の文字をクリックすると、各用品についての説明を見ることができます。



~熱帯魚を飼うために絶対に必要なもの~

熱帯魚の飼育をするのにあたって必ず用意しないといけないものです。
最低限これだけは用意してから熱帯魚を飼うようにしましょう。

水槽

水槽

これがなければ何も始まりません。
「水槽」と一言で言っても小さなものから大きなもの、安価で手に入りやすいものから超高級なものまで様々です。 『ガラス製』『アクリル製』がありますが、熱帯魚飼育では傷がつきにくい『ガラス製』のほうが向いていると思います。

またサイズはスペースに余裕があるのなら、小型の物より60㎝クラスの水槽にしたほうが水質の管理がしやすくオススメです。

『水槽の選び方』は?

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ろ過装置

ろ過装置・フィルター

水質を安定させるために必要なアイテムです。 また、ろ過システムによって水面が揺れることで水槽内に熱帯魚が必要な『酸素』を送り込む役目もあります。

ろ過装置は「上部フィルター」「外掛フィルター」「外部フィルター」「底面フィルター」の4つに分類されています。
初めのうちは手入れのしやすい「外掛フィルター」か「上部フィルター」がオススメです。

『ろ過装置』のいろいろ

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ヒーター・サーモスタット

ヒーター・サーモスタット

熱帯魚というだけあって、やはり寒さには弱いです。
魚の種類にもよりますが、おおよそ23℃~28℃くらいが適温だといわれています。

そこで、温度調節のための【ヒーター】が必要になります。
ヒーター単品で購入してしまうと、常時ヒーターが稼働している状態になってしまうので、【サーモスタット】という温度調整装置も一緒に用意することになります。

温度固定式と温度調整可能のものがありますが、病気の治療などで温度を調整する場合もあるので『温度調整可能型』を用意したほうが良いと思います。

『熱帯魚』と『水温』について

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カルキ抜き

カルキ抜き・ハイポ

器具ではないですが、『カルキ抜き』は熱帯魚を飼育するにあたって必須アイテムです。
というのも、普段私たちが使用している『水道水』の中には『カルキ(塩素)』が含まれています。 『カルキ』は水道水に含まれる雑菌を分解するという大切な役目をもっていますが、熱帯魚やエビなどにとっては有害です。
そのため、水槽に入れる水は『カルキ』を抜く必要があります。

この『カルキ』は、水道水をバケツなどに入れて一晩くらいほうっておいても自然に消滅しますが、水替えなどの度にそんなことしていたら大変です。。。
そこで使用するのが『カルキ抜き』です。この『カルキ抜き』を水の中に入れてかき混ぜるだけでカルキを消滅してくれます。

液状の物・固体状の物など色々な種類が販売されていますが、性能的には差がほとんど無いので、好みに合わせて選んで良いと思います。

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~熱帯魚を飼うためにあれば良いもの~

無くても熱帯魚を飼育することができますが、用意しておけばなにかと手助けになってくれるものです。

照明器具

照明器具

日頃、昼間は仕事や学校があって、熱帯魚をゆっくり眺めることができるのは夜しかないっていう人、多いと思います。

また熱帯魚にとっても、十分な光量を浴びることは、熱帯魚本来の美しい体色を保つために大切な要素のひとつです。 特に、水草を飼育する場合、陰性の水草以外は光が無いとうまく成長せず、最悪枯れてしまうこともあります。

ただし、あまり頻繁に点けたり消したりを繰り返すと、魚にストレスを与えてしまうことになるので注意しましょう。

『照明と熱帯魚・水草との関係』

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冷却ファン・クーラー

冷却ファン・クーラー

夏場などで水温が30℃を超えてしまうような場合は、冷却ファンなどを用意して水温を下げてあげることも必要になってきます。

冷却ファンとヒーターを同時に使用するような場合だと、水温が極端に下がり過ぎるということはまず無いのですが、冷却ファン単体で使用する場合や、クーラーで本格的に冷却を行う場合にはヒーター同様サーモスタットが必要になります。
ただし、大抵の場合は高価なクーラーを用意しなくても、冷却ファンだけで十分な効果を得られると思います。

『冷却ファンとクーラー』

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フタ(蓋)

フタ(蓋)

熱帯魚の中には元気いっぱいで水槽を飛び出してしまう魚や、ちょっとしたすき間から脱走しようとする魚もいます。
そこで水槽をピッタリと覆うことができるフタを用意するのをオススメします。

その他にも蒸発による水位の減少の軽減・ホコリ侵入の防止など色々な利点があり、コレといったマイナス点もないので、用意しておいて損はないと思います。

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底砂

底砂

熱帯魚の飼育に限って言えば、底砂は無くても大丈夫です。
特に大型魚などで底砂を舞い上げてしまうような魚の場合は水が濁ってしまうので無いほうが良い場合もありますが、水草を育てたりする場合は『必ず』必要になります。
また、水の汚れを分解してくれる「バクテリア」の住処にもなってくれます。

種類は「大磯砂」のような荒目のものから「田砂」などの細かいものまで様々です。その他にも、水草への養分を含んでいたり、水を浄化する作用があったりする「ソイル」というものもあります。

『底砂』は必要なのか?

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水槽台

水槽台

水槽自体はそれほど重くないのですが、底砂や水を入れてセッティングすると、手では持ち上げられないくらい重たくなります。

ちなみに一般的な60㎝水槽(60㎝×30㎝×36㎝)の場合だと、水だけで60㎏以上、そのうえに底砂やフィルターなどの器具等の重さを含むと約70~80㎏になります。 成人男性以上の重みが常にかかっている状態ですね。となれば市販のカラーボックスでは到底耐えることができなくなります。

値段は割と高価ですが、水槽専用というだけあって剛性はもちろん、メンテナンス用品の収納スペースなども用意されているものもあるので、検討してみましょう。

『水槽台の選び方』

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お掃除器具(メンテナンス用品)

掃除用品

いくら『ろ過装置』があるといっても、どうしても水槽は汚れてきます。
そこで、日々のお手入れが重要になってくるのですが、これが結構大変なんです。
その手助けをしてくれるのが「専用器具」の数々。
水槽の苔取りや、底砂のお掃除、お魚をすくうための専用ネットetc...

100円ショップで代用可能なものもありますが、やっぱり【専用器具】を使った方が圧倒的に楽に作業をすることができます。

『便利なメンテナンス用品』

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~余裕があれば揃えておきたいもの~

今すぐに必要というわけではないですが、水槽のレイアウトや病気の時の応急処置など、用意しておけば安心なものなどです。

バックスクリーン

バックスクリーン

水槽の側面に貼り付ける「目隠し」のようなものです。 セロハンテープで簡単に貼り付けることができるものや接着剤で貼り付けるものなどがあり、水槽の雰囲気を劇的に変えることができます。

柄も、青や黒などのワントーンの背景から水草などの背景写真が印刷されているものまで、様々な種類があります。 また、魚や水草の種類によってはバックスクリーンで遮光してあげた方が順調に育つものもいるので、意外と重要だったりもします。

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薬類

魚病薬

熱帯魚を飼育していると、魚が病気にかかってしまうことも少なくありません。
病気というのは人間もそうですが、突然かかってしまうものなんですよね。。。

病気になってから買いに行っても良いのですが、常備薬を用意しておくとイザというときに慌てずにすみます。 『白点病』や『尾ぐされ病』など、熱帯魚がかかりやすい病気に対して1~2個ほど用意しておくといいかもしれません。

『色々な魚病薬』

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エアレーション・エアーポンプ

エアーポンプ

エアレーションとは、水槽に酸素を送ってくれる装置の事です。
簡単に言うと『ブクブク』というやつですね。

普通に考えると『絶対に必要なもの』の中に含まれるんじゃないの?
と思われがちですが、実はろ過装置(フィルター)などで水面を揺らしてあげることで酸素の供給ができてしまいます。 なので改めて買う必要はないのですが、大型魚や水槽サイズに対して多めの熱帯魚を飼う時、あとは病気の魚を隔離したときの緊急用の酸素などにも使うことができます。

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流木・石

流木・石

器具ではないですが、『流木』や『石』も水槽のレイアウト作成に役立ってくれます。
また、流木や石などを水槽に入れることで、弱い魚の隠れ家になったり、水槽の底の方で生活をしている魚やエビなどの寝床になってくれます。

拾った石や流木を入れても良いのですが、思わぬ混入物や、石の成分によっては水質に影響があるものもあるので気を付けましょう。
また、流木は『アク』が出てしまうのが難点で、アク抜きをされていない流木を買ってきてそのまま水槽に入れてしまうと、アクの影響で水が黄色やうす茶色に変色してしまいます。 しっかりとアク抜きを行うか、アク抜き処理がされている流木を買うようにしましょう。ちなみに流木のアクで水の色が変わっても、水質にはほとんど影響はありません。(ただし、見た目は悪いです。。。)

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水草用ハサミ・ピンセット

水槽

「熱帯魚と一緒に水草も育てたい」と考えている方は一緒に用意しておいたほうが良いかもしれません。

水草を植えるときには『ピンセット』を、どんどん成長してきて『トリミング』を行う時には『ハサミ』を使って作業することになります。

市販のものを使用しても良いのですが、アクア用の物は市販品より長さも長く、形も水草をつかみやすいように改良されているので、こちらを使用することをオススメします。

『便利な水草用の器具』

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