まずは【水槽セット】から入ってみる

熱帯魚を飼育するための器具をひとつひとつ選んでいくのも、熱帯魚飼育の醍醐味です!!

とは言ってみても、いざ熱帯魚の飼育用品をネットなどで探してみると、そのあまりの多さに戸惑ってしまうと思います。水槽ひとつとってみても、サイズが同じなのに値段が3倍も4倍も違っていたり、フィルターなどに関しては底面フィルターと外部フィルターでは雲泥の差が出てくるし、どれとどれを組み合わせていいのかも分かりにくい・・・

「いったい、どれを選べばいいの!?」

となることだと思います。基本的に熱帯魚は「水槽」「フィルター」「ヒーター」の3つがあれば最低限飼育することができますが、水槽のサイズなどに合ったフィルター・ヒーターを選ばないと後悔することになります。初めて熱帯魚に挑戦するときには、そこまで徹底的に勉強して飼育を始める方も多くないでしょうし、実際に飼育してみないと見えてこない部分がたくさんあると思います。

なので、まず初めはあまり高価なものを選ばず、「〇〇cm水槽セット」などを買ってみることをオススメします。それからだんだんと飼育に慣れてきて、自分なりに「この魚を飼うためにはこの器具が必要だな」「本格的に水草に挑戦するから外部フィルターにしてみようかな」 と判断できるようになった時に買いたしたりするのが最終的に一番出費も少なく、自分のビジョンに合った水槽を創ることができると思います。また、実際に単品で一つ一つ購入するよりも、セットで買った方が断然安く手に入れることができるのもセット品をオススメする理由の一つです。


水槽セットの選び方

「水槽セット」と一言で言っても、これまた色々なメーカーから色々な種類が販売されていたり、ショップによっては「○○セレクト」などと独自のセットを組んで販売しているところもあって迷ってしまうと思います。
というわけで、ここでは『水槽セットの選び方』についてお話ししてみたいと思います。


セット内容をよく確認する

『水槽セット』といっても、そのセット内容に大きな違いがあります。
『用意するもの』のページでも紹介していますが、最低限必要なのは「水槽」「フィルター」「ヒーター」の3点です。水槽とフィルターはたいていのセットには含まれていますが、「金魚」や「メダカ」を飼うことを目的とした場合、「ヒーター」は必要ないためセット内容に含まれていない場合があるので注意しましょう。
また、照明器具が付いていないものも多いのでそのあたりも注意して見るようにするのが良いと思います。


セットの内容数の水増しに注意する

セット用品の中には、フィッシュフード(エサ)やカルキ抜きなどの試供品もセットにして、セットの品目数を水増ししている場合もあります。それでも肝心のメインセット内容が充実していたらありがたい話なんですが、中には実質使えそうなものは2つか3つぐらいしかないのに「豪華15点セット」なんて謳っている場合もあるので注意しましょう。


オススメの水槽セット

数ある水槽セットの中から、私の独断と偏見で判断した『オススメの水槽セット』です。
あまりたくさん紹介するのもアレなので、一般的な60㎝水槽のみの紹介をしています。
興味のある方はのぞいてみてください。(画像クリックでショップサイトへ行くことができます)

シンプルタイプの60㎝水槽セットです。
熱帯魚の飼育に最低限必要な「水槽」「フィルター」「ヒーター」と「蛍光灯照明」がセットになっているので、あとは熱帯魚を入れるだけで飼育を始めることができます。
価格もお手頃なので、「とりあえず熱帯魚飼育をはじめてみたい」という方にはオススメのセットだと思います。

●セット内容●

  • 水槽 : フレーム付ガラス水槽 (マリーナ600 60×30×36cm:約65㍑)
  • ヒーター : サーモスタット一体型(テトラICサーモヒーター 150W IH-150 調整可能温度:20℃~35℃)
  • 濾過(フィルター) : 上部フィルター(デュアルクリーン 600SP)
  • 照明 : 蛍光灯照明(クリアライトCL601 ブラック 60Hz)
  • 付属品 : ガラスフタ
  • おまけ1 : 水道水のカルキ抜き(コロラインオフ 12cc)
  • おまけ2 : フィッシュフード(熱帯魚の主食 お試しパック )

外部フィルターの評価が特に高い『エーハイム』の60㎝水槽セットです。
水草も一緒に始めたいのなら、「外部フィルター」を買っておいた方が良いと思います。お値段は少し高めですが、ソイルもセットになっているのでまさに水草育成入門用のセットになっています。
残念ながら照明器具がセットに含まれていないので、ライトだけは別途用意する必要があります。

●セット内容●

  • 水槽 : フレームレスオールガラス水槽(フタ付) (エーハイムグラス水槽 60×30×30㎝:約54㍑)
  • ヒーター : サーモスタット一体型 (ICオート ネオ 180 調整可能温度:15℃~35℃)
  • 濾過(フィルター) : 外部フィルター (エーハイム クラシックフィルター 2213)
  • 濾材交換用セット : エーハイム2213用 交換ろ材セット
  • 底砂: ソイル (A&Fソイル 8kg 1袋)
  • おまけ1 : 水温計
  • おまけ2 : 水質調整剤 (エーハイム 4in1(フォーインワン) 100ml

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『生体付き水槽セット』もオススメです

『水槽セット』のなかには初心者向けの熱帯魚やエビなどをセットにした『生体付き水槽セット』なんていうものも販売されています。
このシステムの利点は、セット内容に生体や場合によっては水草なども含まれているため、そのセットを買うだけで魚や水草に合った水槽を作ることができることです。
当然、単品で買いそろえるよりも安く手に入れることができるので、初心者の方や、「とりあえず熱帯魚の飼育にチャレンジしてみたい!!」といった方にオススメのセットだと思います。


"生体付き"水槽セットの仕組み



このシステムは、まず最初に水槽やフィルター、ヒーターに底砂…といった熱帯魚の飼育に必要なもの一式が送られてきます。水槽の立ち上げがパイロットフィッシュ方式ではなく自然立ち上げ方式をとっていて、まず届いた水槽セットをセッティングしてフィルターを作動させて水作りを行います。その後、だいたい2週間で熱帯魚やエビ・貝類といった生体が届きます。
生体が届いたあとは、水合わせを行い熱帯魚などを水槽に放してあげればセッティング完了です。あとは、熱帯魚が落ち着くのを待って、翌日ぐらいからエサやりを始めます。


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