熱帯魚飼育の初心者にありがちなコト

熱帯魚を飼い始めて間もないうちは、色々と不安なことが多いと思います。
また、インターネットで【熱帯魚の飼育】と検索してみただけでも本当にたくさんの情報が出てきて、実際何をすれば良いのか迷ってしまうことも多いと思います。
ここでは、そんな『初心者にありがちなコト』についてお話ししてみたいと思います。
私自身も他人にエラそうなことを言えるほどではないですが、それでも実体験も含めて書いてみたので、そこはグッとこらえて読んでみてください。。。


水槽に手を加えすぎてしまう

立ち上げ直後の水槽は水質がまだ完全に安定していないので、色々なことが起こります。
たとえば「水槽の白濁り」などが一番多く、「水が濁ってしまった!!」と慌ててしまうこともあると思います。

でもこれはそんなに悪いことではなく、バクテリアの繁殖待ち・あるいはバクテリアによる有害物質の分解中に起こることがある現象です。なので水槽の循環状態が順調ならば、特に何をしなくても2~3日で澄んだ水に変わっていくと思います。この時にあわてて水替えをしたり、ネットなどで調べて色々な薬品を投入してしまうと、場合によってはバクテリアの繁殖の妨げになってしまいます。水槽の立ち上げ直後から2~3か月間はよほどのこと(熱帯魚が次々に死んでしまう、水槽からやけに悪臭がするなど)がない限りは静観するくらいの気構えでいたほうが良いと思います。

色々な熱帯魚を混泳しすぎてしまう

熱帯魚には色々な種類があって、どの魚にもそれぞれの魅力があります。
ショップをのぞいてみると本当にたくさんの種類の魚がいて、色々と目移りしてしまいますよね。でも、熱帯魚にはそれぞれ相性があったり、生活する水質や水温が違っていたりするものもいます。たとえば【ディスカス】なんかは水温27℃~32℃が適温なため、ほとんどの熱帯魚とは混泳しにくいと思います。また、【スマトラ】や【エンゼルフィッシュ】などのように他魚に対して攻撃的な魚もいます。

ショップに行って熱帯魚を買うときは、店員さんと相談しながら組み合わせを考えてみるのが良いです。また、通販で買う時には飼いたい魚同士の相性などの下調べをしてからにしないと水槽にいれるなり他の魚を追い回し始めた… なんてことが起こるので注意しましょう。


水替えをし過ぎてしまう

「熱帯魚のためだから・・・」と思って水替えをやりすぎると、かえって逆効果になってしまいます。水替えは簡単にいうとバクテリアの働きの手助けのような役割を持っています。でも、この水替えを頻繁に行ったり、一度に半分以上の水替えを行ったりしてしまうと、この「バクテリア」自体も一緒に流してしまうことになり、結果いつまでたっても水質が安定しない・・・ という事態になりかねません。
また、頻繁に水槽内を引っかきまわしてしまうと熱帯魚にもストレスをあたえてしまうので、やっぱり1週間に1回、水槽内の1/3、多くても半分以下の水替えを行うのが一番だと思います。

ただし、水替えの頻度はそれぞれの水槽環境によって違ってきます。慣れてくれば自分の水槽の環境を把握できるようになると思うので、その後は自分の水槽に一番合った水替えのペースでおこなうようにしましょう。


とりあえず高価な器具を揃えてみる

「とにかく高いものを揃えれば間違いない!!」と言って高価なものばかり揃えても、かえって水槽に悪影響を与えてしまう場合があります。

たとえば、ろ過装置(フィルター)などがいい例で、高価なフィルターほどろ過能力は高くなりますが、水槽サイズに対して大きすぎるろ過システムを使用してしまうと排水の勢いが強くなりすぎて水槽内が洗濯機状態になってしまうことがあります。
水槽の中の魚は絶えず水流に逆らわないといけなくなるため、エビや小さな魚などに大変な労力を与えてしまうことになります。また、強すぎる水流は【黒ヒゲ苔】の大量発生にもつながります。

その他にも、強すぎる照明なども魚にストレスを与える原因になります。
水槽サイズや熱帯魚の種類に合った水槽システムを揃えてあげるようにしましょう。

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