【点滴法による水合わせ】
先に紹介した一般的な袋の水合わせは、袋の中の1/3程度の水を一気に入れ替えますが、
『点滴法』はその名の通り、点滴のように一滴ずつ水の入れ替えを行うことで自然に両方の水質を同じにしていく方法です。
少しづつ、じっくりと水替えを行うことで、水質変化による熱帯魚のショックを少しでも和らげてあげよう、というのが【点滴法】の目的です。
~『点滴法』の準備と手順~
点滴法も手順自体はそんなに難しいものではありません。
ただし、袋のままで水合わせをするのは難しいので色々と準備するものがあります。
準備するもの
- バケツ・プラケースなど(熱帯魚を入れておくための容器)
- エアーチューブ(水を入れ替えるためのチューブ)
- 一方コック(入れ替えの量を調整するためのバルブの役割)
- エアストーン(小さい魚を吸い込まない為)
- キスゴム(チューブなどを固定する為)
『点滴法』の手順
- 新しく買ってきた熱帯魚を袋からバケツなどに中身の水ごと投入します。袋の水が多い場合は適当に減らして入れましょう。
- バケツを水槽よりも低い位置に置きます。
- エアチューブの一方にコックを取り付け、もう一方にはエアストーンを取り付けます。
- コックのついた方をバケツに、エアストーンが付いた方を水槽の中に入れます。
この時、キスゴムがあれば簡単に固定ができて便利です。 - コックを開いて水槽内の水をバケツに誘導します。
エアチューブを何度か手で揉んであげれば、サイフォンの原理で水槽からバケツへ水が流れます。 うまくできない場合はバケツ側の方からホースを吸ってあげればOKですが、水を飲みこんだり撒いたりしないように注意してください - コックの開きを調整して3~4秒に1滴のペースで水が落ちてくるようにします。
時間が経てばバケツの中の水が増えてくるので、不要な分は捨ててしまいます。 - ⑥を2~3時間も続ければ、バケツと水槽の水はほとんど同じ水質になっているはずなので、ネットなどでゆっくり魚をすくって水槽内に入れてあげます。
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