~【初心者向けの熱帯魚】~

熱帯魚は、本当にたくさんの種類がいて、ショップや通販サイトを眺めていると「あれもイイ」「これもイイ」と迷ってしまうと思います。
『でも、ちょっと待ってください!!』
熱帯魚によっては飼育が困難だったり、相性が悪い魚たちもいます。
そこで、初めての熱帯魚でも大丈夫!!といった飼育のしやすい丈夫な魚を紹介してみます。


『ネオンテトラ』

飼育難易度: ★☆☆☆☆
体長: 約4㎝
水温: 20℃~28℃
水質: 弱酸性~中性
   
言わずとしれた入門用の熱帯魚の代名詞です。 赤と青のラインが入ったネオンのようなルックスから【ネオンテトラ】と名付けられました。
飼育も容易な丈夫な魚で、性格も温和です。 ネオンテトラを食べてしまうような大型の肉食魚以外なら、ほとんどの魚と混泳させることができます。

たいていの熱帯魚ショップに並んでいるほどポピュラーな種類で、安価で手に入れることができるのも魅力の一つです。

『カーディナルテトラ(カージナルテトラ)』

飼育難易度: ★☆☆☆☆
体長: 約4~5㎝
水温: 20℃~28℃
水質: 弱酸性~中性
   
ネオンテトラとよく似た姿をしていますが、【カージナルテトラ】の方が体の赤いラインが長く、群れで泳がせた時の美しさは圧巻です。

ネオンテトラより1㎝くらい大きくなること以外は、飼育の難易度・適温などもネオンテトラとほとんど同じです。むしろ、カージナルテトラの方が丈夫で飼育がしやすいかもしれません。
混泳についても、カージナルテトラを食べてしまうような魚以外ならほとんどの種類と混泳が可能な温和な性格の持ち主です。

『アカヒレ』

飼育難易度: ★☆☆☆☆
体長: 約4㎝
水温: 10℃~27℃
水質: 弱酸性~弱アルカリ性
   
中国原産の【コイ科】の一種で、体全体に入った青のラインと尻尾の赤色がポイントの魚です。 成魚で4㎝程度とあまり大きくならず、群れで泳がせると、とてもキレイです。

コップなどの小さな容器でも飼育できることから【コッピ―】という愛称があるほど丈夫な魚で、水槽立ち上げ時のパイロットフィッシュとしてもよく採用される魚でもあります。

『ラスボラ』

飼育難易度: ★☆☆☆☆
体長: 約4㎝
水温: 22℃~28℃
水質: 弱酸性~中性
   
分類上は【コイ科】の一種になりますが、鯉のように大きく成長せず、成魚でも3~5㎝くらいのサイズにしかなりません。 体の後ろ半分に大きな黒い模様があり、群泳させるとその美しさをさらに堪能することができます。

水質や水温などにうるさくなく、飼育も容易で丈夫な魚です。また温和な性格なため、様々な熱帯魚との混泳も可能です。

『グッピー』

飼育難易度: ★☆☆☆☆
体長: 約4~6㎝
水温: 20℃~28℃
水質: 中性~弱アルカリ性
   
熱帯魚にあまり興味が無い人でも名前くらいは聞いたことあるんじゃないか、というくらい有名な魚です。 分類上は【卵胎生メダカ】の一種として扱われています。
オスの尾びれは非常に美しく、世界中で品種改良が行われていて『熱帯魚の世界はグッピーに始まってグッピーに終わる』と言われるほどです。

丈夫な魚で飼育が容易で、オスとメスを一緒に入れておくと知らない間に繁殖していることもあるほど繁殖も容易です。 ただし、外国産は病気を持っていることもあるため、少し割高ですが国産のグッピーを購入することをオススメします。

『プラティ』

飼育難易度: ★☆☆☆☆
体長: 約4~7㎝
水温: 20℃~28℃
水質: 中性~弱アルカリ性
   
グッピーと同じ卵胎生のメダカの一種で、繁殖が容易な魚として有名です。
この魚も色々な種類がいて、どの種類も体色が鮮やかで水槽内で良く映えてくれます。
中には【ブラックモーリー】と呼ばれる黒一色の種類や、【シルバーモーリー】のようなシルバー一色の種類など、水槽内のアクセントとして引き締まった印象を与えてくれる種類もいます。
一般的にモーリー系の方が体格が大きめですが、どちらも飼育は容易で、性格も温和なため混泳もしやすい入門魚です。

『ベタ』

飼育難易度: ★☆☆☆☆
体長: 約5~7㎝
水温: 20℃~28℃
水質: 弱酸性~中性
   
圧倒的なヒレの美しさと人懐っこい性格が人気の【ベタ】です。
品種改良により様々な種類のベタが流通していて、コレクターも多いのがこの魚の特徴です。

本当に人に慣れやすく、人と同じような感情を持っているんじゃないか、と思えるような行動をして飼い主を驚かせてくれます。
ただし、原産国であるタイでは『闘魚』として扱われており、オス同士を一緒の水槽に入れると、どちらかが死ぬまで闘いをすることもあり、 同種どうしの混泳は避けた方が賢明です。
飼育自体は容易で、ビン詰めで販売されていることもあるくらい丈夫な魚です。

『グラミー』

飼育難易度: ★☆☆☆☆
体長: 約5㎝~最大種では30㎝超
水温: 20℃~28℃
水質: 弱酸性~中性
   
口の下からアゴヒゲのような2本の触覚が出ているのが特徴の【グラミー】。
温和な性格と美しい体色がポイントです。
体長は少し大きめで、10㎝程度から大きい種類では30㎝くらいにまでなるものもいます。

その中でも【ゴールデンハニードワーフグラミー】は成魚でも5㎝くらいの大きさのため、小型水槽でも飼うことができ、入門種としてもオススメです。性格は温和で混泳もしやすく、飼育も容易で丈夫な魚です。

『コリドラス』

飼育難易度: ★☆☆☆☆
体長: 約3~7㎝
水温: 20℃~27℃
水質: 弱酸性~中性
   
『ナマズ科』の一種ですが、愛くるしいルックスと水槽の底の方をちょこまかと泳ぎ回る可愛らしさが人気の【コリドラス】。
飼育は容易でサイズも3~5㎝くらい、大きな種類でも6~7㎝くらいで成長が止まります。
特にポピュラーなのが【青コリ】【赤コリ】【白コリ】と呼ばれる3種類
で、比較的安価で手に入れることができ、丈夫なので入門魚としてはピッタリです。

ショップなどでは『水槽のお掃除屋さん』と銘打って販売されていますが、意外と大食漢なので、他の魚の食べ残しだけでは物足りないことが多いです。 あまりエサを取るのが得意な魚ではないので、できればコリドラス専用のエサを与えてあげることをオススメします。
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