【初心者向けの水草】

ここでは、「水草に挑戦するのが初めて。。。」という人向けに、二酸化炭素が不要(あればなお良い)、育成が簡単、比較的増やしやすい、という点を重視した入門用の水草を紹介していきたいと思います。 
二酸化炭素添加や高光量の水槽環境が用意できれば、育てることのできる種類が一気に増えるので、色々なバリエーションを楽しむことができるようになります。


『アナカリス』

育成難易度: ★☆☆☆☆
二酸化炭素: 不要
照明の強さ: 60㎝水槽で20w1灯程度
成長速度: 非常に速い
推奨水槽: 30㎝~
『金魚藻』として古くから金魚飼育の水槽に使用されている種類で、丈夫で成長も早く、伸びてくれば、トリミングして差し戻してあげることでどんどん増やすことができる水草です。
水質の変化にも強く、熱帯魚を飼育している環境なら特に何をしなくても勝手に成長してくれる初心者にもありがたい種類です。

ただ、本当に成長が早く、適当なところでトリミングしなければどこまでも伸びていくので注意が必要です。

『アヌビアス・ナナ』

育成難易度: ★☆☆☆☆
二酸化炭素: 1滴/3秒 (無くても育成可能)
照明の強さ: 60㎝水槽で20w2灯程度
成長速度: ゆっくり
推奨水槽: 30cm~(ナナプチは30cm以下でもOK)

水草の入門種の中でも代表的な種類の『アヌビアス・ナナ』です。
丈夫な水草で、特にこれといった管理をしなくてもしっかり根付いてくれます。二酸化炭素はあれば良いですが、特に用意しなくても十分に育成可能です。
葉は肉厚で大ぶりなためレイアウトの中心としても使え、初心者~上級者まで幅広い人々に人気の種類です。成長は遅めですが、葉が厚く硬いため、かじられたりする心配も少なく、安心して育てることができます。
ただし、その成長の遅さから『コケ』が葉につきやすいという欠点もあります。

また、種類も豊富で、小型水槽でも設置することができる、小さめの『アヌビアスナナ・プチ』といった種類もあります


『アマゾンソード』

育成難易度: ★☆☆☆☆
二酸化炭素: 不要
照明の強さ: 60㎝水槽で20w2灯程度
成長速度: ゆっくりめ
推奨水槽:

60cm~

アヌビアスナナ・バリスネリアなどと並んで初心者向きの水草の代表種的存在の水草です。
初めて水草を育てたい人にはとりあえずオススメの水草で、光量やCO2などの添加が不要・7丈夫でよく育つ、といったまさに入門用の種類となります。

ただし、植え替えにはとても弱く、それが原因で枯れてしまうこともあるので、植えるときには場所をよく考えて植え、移動は極力しないようにしましょう。

また、成長すると非常に大きくなるので成長後のことも考えたレイアウトを心がけるようにしてください。あまり大きくしたくない場合は、葉の枚数を少なめ(5、6枚程度)にすれば成長を抑えることもできます。

『バリスネリア』

育成難易度: ★☆☆☆☆
二酸化炭素: 不要
照明の強さ: 60㎝水槽で20w2灯程度
成長速度: 普通
推奨水槽: 30㎝以上
アヌビアスナナ・アマゾンソードと並ぶ育成の容易さで人気の『バリスネリア』
写真は『スクリューバリスネリア』と呼ばれるもので、葉がねじれたように伸びていくのが特徴です。光量・CO2ともになくても順調に育っていきますが、光量を強めにすれば『ねじれ』が強くなって見た目にもキレイな葉ができます
一本一本が細身のため10本くらいをまとめて植えてあげると綺麗に見えやすいと思います。

この他にも『ねじれ』がない『バリスネリア』もあるので好みに応じて使い分けるのも良いと思います。ちなみに通常の『バリスネリア』も育成は簡単です。

『ハイグロフィラ』

育成難易度: ★☆☆☆☆
二酸化炭素: 不要
照明の強さ: 60㎝水槽で20w2灯程度
成長速度: 速い
推奨水槽: 30㎝以上
ライトグリーンの美しい葉を展開してくれる水草で、CO2の添加の必要なしで育ってくれる入門種です。
成長が早く、適度にトリミングしてあげないといつの間にか大きく成長してしまうほどです。
その葉色の美しさと育てやすさから初心者だけでなく上級者にも人気の高い水草で、水質などにも適応してくれるので本当に『いつの間にか成長してる』という印象を受けるほどの種類です。

『ウィローモス』

育成難易度: ★☆☆☆☆
二酸化炭素: 不要
照明の強さ: 60㎝水槽で20w1灯程度
成長速度: ゆっくり
推奨水槽: 特になし
一言で言えば『コケ(苔)』の仲間です。 が、その落ち着いた色合いとモフモフっとした見た目から人気の高い種類です。
光量やCO2は不要で、いつの間にか成長して広がっていく印象です。また、『ウィローモス』は植えるというより、流木や石・その他のアクセサリーなどに巻きつけて(活着)使用することが多く、釣り糸や綿糸などで縛り付けておくのが一般的です。
茂みの長さが意外と長く複雑なため、小エビなどの隠れ家として使用することもでき実用的です。

ただし、流木や石などに活着させておくと一番下(内側)の部分に光が全く届かなくなって枯れてしまうことがあるので、適度にトリミングをしてあげましょう。

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