コケ対策の一番の特効薬は『コケを生やさない』こと!!

『コケ』が生えるのは、熱帯魚を飼っている限りごく自然なことです。
ある意味
『コケが生える』=『水槽環境が整ってきている』
という事もできます。
とはいえ、コケは一度生えてしまったらあっという間に増殖してしまいます。
そのうえ、始末をするのがすごく大変という厄介な存在です。

『コケ対策』にとって一番効果的なのは『コケをできるだけ生やさない』ことです。
そこで、コケが生える水槽の特徴や、コケを生やさないための水槽管理などについてお話ししていきたいと思います。 といっても、完全にコケを生やさないのはムリです。あくまで『コケ取りの手間を減らす』というニュアンスで考えるようにしてください。


~コケが生える環境とその対策~

『コケ』が生えてくるのには、それなりの理由と原因があるものです。 その原因を取り除いてあげることで、『コケ』の抑制にかなりの効果が出てきます。


照明時間が長い、またはほとんど照明が点いていない

一般的に『コケ』は『水草』よりもはるかに生命力が高く、照明がほとんど当たらないような環境でも繁殖します。 そのうえ、照明をよく当たるようにすれば『光合成』を行い、さらに繁殖スピードが速くなるやっかいな存在です。

『水草』も育てている水槽の場合、どうしても照明を当てなければならないので『コケ』とは切っても切れない関係に悩まされると思います。
完全に『コケ』を抑制させるのは不可能と割り切ったうえで、一日7~8時間くらいの照明時間にすれば『水草』がある程度の栄養分を吸収してくれるので 『コケ』の無駄な繁殖を抑制することができます。


『過密水槽』になってしまっている

『過密水槽』とは、水槽に対して『熱帯魚』などの生体の数が多すぎる状態です。
熱帯魚の数が多いと、エサの食べ残しや排泄物など、『コケ類』の養分となるものが大量に発生します。 この状態を『富栄養状態』といい、コケの繁殖に適した環境になります。

熱帯魚の数はあまり増やしすぎないようにするか、水替えの頻度を増やすなどして『コケ』の養分が水槽にたまってしまわないように心がけることが大切です。


直射日光が良く当たる場所に水槽をおいてある

上の『照明時間が長い』というのとよく似ていますが、直射日光は人工的な照明より植物が成長する要因が多いので、残念ながら『コケ』も良く増えてくれます。
また、直射日光の問題点は、『昼夜の温度差が生じてくる』という点にもあります。 昼夜の温度差が大きいと、『コケ類』が成長するのにますます良い環境を作り出してしまう上に、『水草』は大きな温度差に弱いためダメージが出る恐れもあります。

なので、水槽を置く場所はなるべく直射日光が当たらない場所を選ぶか、カーテンなどで遮光してあげましょう。


水草の成長状況が良くない

『コケ』と『水草』は同じ『植物類』です。
『水草』が健康で水槽内の養分をしっかり吸収してくれていれば、『コケ』が大繁殖する可能性は低くなります。 しかし、『水草』が弱ってしまい、養分を吸収できなくなってしまうと、その分を『コケ』が吸収することになり、一気にコケが大繁殖...ということになりかねません。
『水草』が弱ってしまう主な理由としては、『水質がアルカリ性に傾いている』『二酸化炭素が不足している』『照明が弱い(照明時間が短い)』などが考えられます。

もし、あなたの水槽の『水草』の元気がなければ、これらを改善してみることでコケを抑制することができるようになるかもしれません。


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