~生物兵器 【貝類編】~

コケ取り貝として重宝されているのが、『石巻貝』や『フネアマ貝』などです。
でも、貝類の場合、たくさん飼いすぎると美観を損なってしまうイメージがあります。

そんな中でも、見た目にもキレイで観賞用として飼ってもOKな『レッドラムズホーン』などは水草水槽によく映えます。


~色々な貝の仲間~

『石巻貝』

石巻貝
画像提供:チャーム
体長: 約2.5㎝
水温: 20℃~28℃
水質: 弱酸性~弱アルカリ性
有効なコケ: 茶ゴケ・斑点ゴケ・ヒゲ状藻
水槽のガラス面に付着してガラスの苔を舐めとってくれるのが【石巻貝】です。
この貝は汽水域(海水と淡水の中間域)でしか繁殖をしないので、放っておいても増えることもなく、管理がしやすいのも人気の一つです。 
ただし、一度ひっくり返ってしまうと自力で起き上がることができず、そのまま死んでしまうので注意が必要です。 

石巻貝が属する【アマオブネ貝】の仲間にはサザエのような貝殻を背負ったものや、カラー石巻貝などといった色んな種類があるので、集めてみるのも楽しいかもしれません。


『フネアマ貝』

フネアマガイ
画像提供:チャーム
体長: 約4㎝
水温: 15℃~28℃
水質: 中性~弱アルカリ性
有効なコケ: 茶ゴケ・斑点ゴケ・ヒゲ状藻
水槽のガラス面や、石・流木などを這い回り、通ったところの苔を根こそぎ舐めとってくれる『フネアマガイ』
吸着力がとても強いので、石巻貝やラムズホーンよりもコケ取り能力が高いのが特徴です。石巻貝と比べ、コケ取り能力が高く、ひっくり返っても自力で起き上がる点などを含めるとこっちの方が良いのかもしれませんね。

ただし、本当に吸着力が強く、無理やりはがそうとすると下手をすれば死んでしまいかねないので注意してください。 飼育は容易ですが、繁殖は汽水域でなければ難しいと思います。
また、この貝は貝殻の種類が豊富なので、色々と見て回って好みの柄を選ぶのも楽しいと思います。


『レッドラムズホーン』

ラムズホーン
画像提供:チャーム
体長: 約2㎝
水温: 10℃~28℃
水質: 弱酸性~弱アルカリ性
有効なコケ: 茶ゴケ・斑点ゴケ
コケ取り能力が高く、熱帯魚のエサの残りも食べてくれるので『お掃除屋さん』の役割も果たしてくれる便利なヤツです。
また、『レッドラムズホーン』は鮮やかな赤色の外観が美しく、観賞用としても飼うことができます。飼育も繁殖も容易で放っておいてもコケやエサの残りを食べて成長・繁殖するのでその辺も人気の一つです。

しかし、あまり増えすぎてエサが足りなくなると水草の柔らかい部分を食べてしまうこともあるので注意しましょう。この貝の仲間には『ゴールデンアップルスネール』や『ブルーラムズ』など、いろいろな色の貝がいるので好みに合わせて選ぶことができます。


『ヒメタニシ』

石巻貝
画像提供:チャーム
体長: 約3㎝
水温: 5℃~28℃
水質: 弱酸性~弱アルカリ性
有効なコケ: アオミドロ・植物性プランクトン 等
俗にいう『田螺(タニシ)』の一種で、コケを食べるのはもちろんですが、水槽内の植物プランクトンも食べてくれるので、水質の改善も行ってくれる万能の貝と言われています。
近所に田んぼなどがあれば自分で採取することもできるのですが、その際は病原菌や他の有害生物が入ってしまう恐れもあるので注意してください。主に夜行性で、昼間は水槽の角や流木などの下でじっとしています。

また、繁殖も容易でほうっておいても増えていきますが、水草を食べたりする場合もあるので増えすぎには注意しましょう。
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