【稚魚のエサについて】

生まれて間もない稚魚は、まだまだ体も小さいので、親魚と同じエサを食べることができません。 そこで、稚魚専用のエサを用意してあげなくてはいけません。
稚魚用のエサとして代表的なのが『ブラインシュリンプ』、『ブラインシュリンプ』が大きすぎて口に入らないような種類の熱帯魚の場合は、『インフゾリア』と呼ばれるプランクトンを与えてあげましょう。


『ブラインシュリンプ』とは。。。

『ブラインシュリンプ』というのは小型の甲殻類です。
一昔前に流行った『シーモンキー』といえばピンとくる人もいるかと思います。あの『シーモンキー』も『ブラインシュリンプ』の仲間です。
熱帯魚のエサになるのは孵化して間もない体長1㎜くらいの幼生で、熱帯魚を売っているショップなどでは、卵を売っている場合と、幼生を冷凍保存したものを販売している場合があります。冷凍保存の場合はそのまま与え、卵の場合は孵化させてから与えるようにします。卵は、28℃くらいの塩水(濃度2~3%程度)にエアレーションをして24時間程度放置します。すると、体長1㎜程度の幼生が孵化するので、これをスポイトなどで吸い込み稚魚に与えます。孵化方法はあくまで目安です。ぶっちゃけ、水温が25℃くらいだろうが塩分濃度が少々間違っていようが孵化します。あまりむずかしく考えずに『ブラインシュリンプのふ化は、28℃くらいの塩水につけて24時間待つ』と覚えておくと良いと思います。与え方は、ブラインシュリンプをスポイトなどで飼育水ごと吸い込み、それを稚魚の入っている水槽にピュッと吐き出してあげればOKです。


『インフゾリア』とは。。。

『インフゾリア』とは、一言でいうと『プランクトン』です。プランクトンというと真っ先に思い浮かぶのが”ミジンコ”だと思いますがミジンコは少し大きすぎるようで、稚魚のエサとして使用されるプランクトンはたいてい『ゾウリムシ』だとか『ワムシ』『ラッパムシ』といった種類が主流のようです。といってもこんな小さい生物、採取できるわけがないので大抵の場合ショップや通販で買うようになると思います。種類についてはあまり意識しなくても良いと思いますが、なかには冷凍ミジンコを売っている場合もあります。でも、これは稚魚用というよりメダカなどの小さい魚の栄養補助用として使われることが多いので、間違えないようにしましょう。与え方としては、ブラインシュリンプ同様スポイトで吸い込んでピュッと吐き出すようにすればOKです。


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